うぬぼらけ

備忘録

ペンは剣よりも強し

「ペンは剣よりも強し」という諺があります。これは世界中で古くから使われている非常に含蓄のある諺らしいのですが、考える能力に乏しい私としては非常に疑問の残る諺です。

 

だって、常識的に考えてペンが剣に叶うはずがないじゃないですか。

もし普通に異種格闘技戦で、剣道の先生と美文字講座の先生が戦ったとしたら、一瞬ですよ。普通に剣の勝ちです。

 

それとも、この時代のペンは今よりもはるかに重く、鎧をいとも簡単に引き裂くような攻守に優れた武具だったとかなんですかね。

 

 

きっとそんなことはないと思うんですよ。

 

 

ちなみに元の意味を辞書で引くと、「言論の力は武力より強い」という意味らしいです。

 

?????

 

いや、まって下さい。その二つの力は明らかに同種ではないですよね?ベクトルの違う二つの「力」を比べて、どちらが強いなどと決めつけるのは全くもってナンセンスであり、疑惑の残る判定であると言わざるを得ないと私は思うんですが。

 

 

例えば、仮に人間がどんなに勝敗を決める上でのジャンケンのインターナショナルスタンダードを主張しようと、人語を解さないゴリラから飛んでくる渾身のグーに人間のパーが叶う道理はないと思うんですよ。

 

 

だって、そんなこと言ったら、もうご飯の写真とか最強じゃないですか。

 

どんな偉い人の言葉より、インスタグラムにあげられた美味しそうな寿司とかうな重とか、スイーツの写真の方が人の心に響きます。間違いなく。

 

もし今、美味しいご飯が全人類に行き渡ったなら、この世の食糧問題やそれによる暴力なんてもう偉人の言葉とかその比ではなくめっちゃ減りますよ。ホントに。

 

しかも、ご飯は人間だけでなく、動物の心も動かしますからね。

 

もう最強ですよね。これ。

 

ご飯はペンよりも強し。これが新時代のスタンダードですよ。